政府の危機管理、20年で迅速化・トップダウンに変更 不断の見直しは必要
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大阪北部地震、西日本豪雨、台風21号、北海道地震――。この夏は大規模な災害が相次ぎ日本列島を襲ったが「政府の初動対応が遅い」といった声はあまり上がらなかった。1995年1月の阪神大震災を契機に、政府は組織体制を見直して緊急時に備えてきたためだ。ボトムアップで情報を上げるやり方から、まず首相官邸に情報を集約し、トップダウンで関係省庁を動かす仕組みになっている。
6日の午前3時8分。北海道で震度7の地...
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