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女川原発1号機の廃炉検討 東北電の社長が言及

運転開始から35年目を迎えている東北電力女川原発(2011年4月)=共同

東北電力の原田宏哉社長は27日、記者会見で女川原子力発電所1号機(宮城県女川町、石巻市、出力52万4千キロワット)について「廃炉も選択肢のひとつ」と話した。東北電が管内の原発の廃炉に言及するのは初めて。1号機は東北電が停止中の原発4基のなかで最も古く、今後の耐震強化が難しいとみているようだ。

東日本大震災後に策定された新規制基準では、原発の運転期間は原則40年となり、稼働から35年目の1号機は、再稼働するか廃炉するかが検討の課題になっていた。

原田社長は再稼働に向けた「2号機の審査が進み、どのような安全対策が必要か見極めが可能になったため、1号機の廃炉も選択肢になった」と説明。2号機の審査の進展が1号機の廃炉の検討につながったとした。廃炉を判断する時期については明言していない。

運転再開には多額の費用と時間がかかる。1号機は小型で古いタイプのため、2号機の審査で得たノウハウなどを効率よく生かすことができないと判断したもようだ。

東北電は4基の原発を抱えている。女川2号機(82万5千キロワット)は2020年度以降、東通原発(青森県東通村、110万キロワット)は21年度以降の再稼働をめざし、原子力規制委員会による審査への対応を急いでいる。女川3号機(82万5千キロワット)についても「廃炉の選択肢はない。できるだけ早く審査の申請をしたい」(原田社長)とした。

東北電力管内の原発はいずれも東京電力福島第1原発と同型の沸騰水型軽水炉(BWR)。女川原発は東日本大震災で想定を超す揺れに見舞われた。高台にあり被害は小さかったものの、一部で地盤沈下などが起こった。このため防潮堤の建設などの安全対策に取り組んでいる。

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