2018年11月21日(水)

東大「英語民間試験、必須とせず」 受験生には戸惑いも

2018/9/27 18:24
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英語の民間検定試験の扱いについて記者会見する東大入試担当の福田副学長(左)と教育担当の石井副学長(27日、東京都文京区)

英語の民間検定試験の扱いについて記者会見する東大入試担当の福田副学長(左)と教育担当の石井副学長(27日、東京都文京区)

2020年度からの「大学入学共通テスト」に導入される英語の民間試験について、東京大は27日に記者会見し、受験生からの成績提出を必須としない初年度の基本方針を説明した。福田裕穂副学長は民間試験は公平性の面で課題が残るとしたうえで「一つの方法として使うことはできると考えた」とも述べた。

民間試験を活用するか決めていない国立大もあるなか、東大の「必須としない」基本方針の発表に受験生からは戸惑いの声も聞かれた。

東大側は民間試験の問題点として居住地や経済的状況で受験機会などに差が出て、公平性が保てないことを挙げた。福田副学長は「高校の調査書で英語力を証明する手段も選択肢」と説明。その場合、どのように英語力を証明し、調査書に記述するかは高校側と協議するという。

国立大学協会は3月、全受験生に民間試験を課すとした基本方針を公表したが、活用方法を決めていない大学は少なくない。大阪大の入試担当者は「(東大の基本方針は)判断材料になる。他大学の動きなどを総合的に考慮し検討を続ける」。

民間試験活用の「第1期生」は今の高校1年生。東京都内の私立高校1年の女子生徒(15)は、19年1月に実施される日本英語検定協会の英検を受けるよう学校側から義務付けられたという。

どの大学を受験するか決めておらず、民間試験対策が必要になるか分からない。生徒は「『今習っていることをしっかりできれば、どんな試験でも基礎になる』という先生の言葉を信じて勉強するしかない」と話した。

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