2018年12月10日(月)

帝人、キョーリン製薬HDと資本提携解消 成果表れず

ヘルスケア
環境エネ・素材
2018/9/27 19:00
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帝人は27日、キョーリン製薬ホールディングスとの資本提携を解消したと発表した。帝人が保有するキョーリン製薬の株式をすべて売却。帝人は19.12%を保有する筆頭株主だった。売却額は353億円。両社は業務提携の道を模索していたが、「成果が表れなかったため断念した」(帝人)と説明している。

帝人の株式売却に伴い、創業家の資産運用会社のマイカム(東京・港)がキョーリン製薬の筆頭株主になる。保有株式の割合は5.14%。

売却に先駆け、キョーリン製薬は自己株式の取得を募集していた。帝人はこれに応じるかたちで、保有する1432万8千株をすべて売却した。

帝人は2013年4月にキョーリン製薬の創業家から発行済み株式の10%を取得。キョーリン製薬の筆頭株主になった。その後も株式を買い増していた。

帝人は呼吸器疾患を重点領域に掲げており、酸素を濃縮して肺疾患患者の呼吸を助ける医療機器や気管支拡張薬などを販売している。キョーリン製薬も気管支ぜんそく治療薬など呼吸器疾患系の医療用医薬品を多くもつため、相乗効果が期待されていた。

キョーリン製薬株を取得した当初、帝人は研究開発や販売、物流などで業務提携し、創薬やコスト削減などでシナジーを生むことを狙っていたようだ。しかし「提携交渉を続けたが、なかなか成果が表れず、提携を断念した」(帝人)という。この5年間の成果は一部製品の共同販売だけだった。

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