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シンガポールのケッペル、携帯3位買収へTOB

最大1000億円、筆頭株主マレーシア通信大手の対応焦点に

【シンガポール=岩本健太郎】シンガポールの複合企業ケッペル・コーポレーションは27日、19%出資している同国の携帯通信3位で上場企業のM1(エムワン)の買収を目指すと発表した。最大約12億8000万シンガポールドル(約1000億円)を投じて既存株主の株式を買い付ける。シンガポールでは携帯会社の新規参入による競争激化が予想されており、M1はケッペル傘下で経営体制を整える。

同じくM1の株主で13%を持つ新聞大手シンガポール・プレス・ホールディングス(SPH)と共同で株式の過半数の取得を目指す。直近の株価に26%上乗せした買い付け価格を示した。

一方、M1の筆頭株主で28%を保有するマレーシアの通信大手アシアタ・グループは同日「提案額にはM1の正しい将来価値や、支配権を取ることに伴う上乗せ分を反映させないといけない。すべての選択肢を検討する」との声明を発表。今後の対応が焦点になりそうだ。

シンガポールの携帯市場はシェア5割強のシンガポール・テレコム、約3割のスターハブ、M1の3社が争ってきたが、年内にも4社目としてオーストラリア企業の進出が予定されている。高速の「第5世代」通信に向けた設備投資の負担も重なる。

こうした状況を受け、M1の株価は2015年のピークの半分以下の水準で推移している。同社は27日の声明で「現状のままでは株主価値をさらに毀損してしまう」と説明。ケッペル傘下で数年かけて改革に取り組むといい、その間は配当にも影響が出る可能性があるとしている。

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