2018年12月19日(水)

IMF、アルゼンチンと緊急融資枠拡大で合意

中南米
2018/9/27 10:30
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【サンパウロ=外山尚之】国際通貨基金(IMF)は26日、アルゼンチン政府の要請に応じ、同国向け緊急融資枠を71億ドル(約8000億円)拡大すると発表した。IMFのラガルド専務理事は同日の記者会見で「信頼を回復させるための政府の経済改革案を手伝う」と述べ、マクリ大統領が進める財政再建策を全面支援する意向を示した。

26日、記者会見するIMFのラガルド専務理事(左)とアルゼンチンのドゥホブネ財務相(ニューヨーク)=ロイター

IMFとアルゼンチン政府が事務レベルで合意した。IMF理事会での承認を経て実行する。6月の合意では緊急時に融資を受けられる「スタンドバイ融資枠」は500億ドルだったが、通貨ペソの急落を受けてマクリ政権が財政再建案を見直したのに伴い、支援体制を再構築する。

アルゼンチン政府は2019年に基礎的財政収支を黒字化させる方針を掲げ、財政支出の削減を進めている。IMFの融資を活用し、低所得者層向けの社会保障などを維持することで国民の反発を抑える。

新たな合意には為替介入の抑制も盛り込まれた。アルゼンチン中央銀行は6月の合意に伴う融資を活用し、ドルを売ってペソを買う為替介入を繰り返していた。今後、緊急時を除き為替介入はしない方針という。

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