2018年10月17日(水)

看護師殺害容疑を不起訴 拉致の男2人、静岡地検

社会
2018/9/26 18:37 (2018/9/26 21:16更新)
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浜松市の看護師、内山茉由子さん(29)が車ごと拉致され、静岡県藤枝市の山中で遺体が見つかった事件で、静岡地検は26日、内山さんに対する殺人容疑で再逮捕された名古屋市天白区の鈴木充容疑者(43)=死体遺棄や営利目的略取罪などで起訴=と、住所不定の伊藤基樹容疑者(28)=営利目的略取罪などで起訴=を不起訴処分とした。

静岡地検は理由を明らかにしていないが「いずれも『嫌疑なし』ということではない」と説明。静岡県警の幹部は「今後も捜査は続ける」としている。ただ、拉致を主導したとされる新潟県長岡市出身の芥川豊史容疑者(39)=逮捕監禁容疑で逮捕状=が自殺しており、事件の核心部分の解明は難しい状況だ。

両被告は5月27日ごろ、芥川容疑者と共謀し、静岡県内で内山さんを何らかの方法で窒息死させた疑いがあるとして、捜査本部が9月6日に再逮捕していた。

起訴状や捜査関係者によると、内山さんは5月26日夕、浜松市中区の駐車場から、鈴木、伊藤両被告に乗用車ごと連れ去られた。芥川容疑者は直後に車に乗り込んだという。鈴木被告は、連れ去りの約3時間後に浜松市内で下車した後、伊藤被告と入れ替わり再び乗車。さらにその後、伊藤被告が車に乗り込んだが、その際に内山さんの姿は車内になかったという。

捜査本部は、伊藤被告が不在の間に芥川容疑者と鈴木被告が内山さんを殺害した疑いがあるとみていた。伊藤被告については、芥川容疑者が殺害しようとしていたことを認識していたと判断。下車後に逃亡せず合流していたことなどから、共謀関係が成り立つとしていた。

捜査関係者によると、鈴木被告は「遺棄現場まで行った」などと供述しているが、殺人容疑は否認。伊藤被告は「(芥川容疑者に)殺害に関する指示を出され、怖くなって車を降りた」と供述していたが、その後は黙秘していた。〔共同〕

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