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コニカミノルタ、遺伝子などで体質分析の新会社設立

コニカミノルタは26日、医療系の新しい子会社を設けて10月に事業を始めると発表した。遺伝子やタンパク質を解析し、患者ら個人の体質を分析するサービスを手掛ける。医療分野では特定の遺伝子変異などに効果がある治療薬が開発されており、対象となる患者を探し出すニーズがある。広がる「医療の個別化」で事業を本格展開する。

社名は「コニカミノルタプレシジョンメディシンジャパン」。7月に設立し、資本金は2億2500万円。遺伝子やタンパク質など疾病の状態を示す物質を分析・発見し、主に製薬会社の研究開発を支援する。病気の発生メカニズムの証明や投与量の決定に必要なデータを収集。有望な医薬品の候補を見分け、製薬会社の開発期間や費用の低減につなげる。

遺伝子診断の事業はスイスの製薬大手ロシュ子会社の米ファウンデーション・メディシンなど主に海外の企業が手掛けている。コニカミノルタは写真フィルムをもとに開発したタンパク質の分析技術も組み合わせ、アルツハイマー型認知症などがん以外の疾患にも対象を広げて差別化する。将来的には病気の早期発見・診断の分野までカバーしたい考えだ。

新事業では2021年度に売上高1000億円以上を目標に掲げる。医療機器など既存事業と合わせ医療全体で2000億円規模になる。同日会見した山名昌衛社長は「当社のイメージング技術で診断機能の高度化に導く」と語った。

コニカミノルタは17年、遺伝子によるがん診断を提供する米アンブリー・ジェネティクス社と、製薬会社の創薬を支援する米インヴィクロ社の2社を合計1000億円程度を投じて子会社化した。新事業では2社に加えコニカミノルタの技術を組み合わせる。

(諸富聡、薬文江)

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