トーマツが業務収入首位 4大監査法人の前期決算 - 日本経済新聞
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トーマツが業務収入首位 4大監査法人の前期決算

4大監査法人の2017年度の決算が出そろった。売上高にあたる業務収入で監査法人トーマツがEY新日本監査法人を上回り首位となった。トーマツは金融商品取引法と会社法監査を対象とする顧客社数は横ばいだったがビッグデータの活用など監査業務の高度化を背景に企業から受け取る監査報酬が伸びた。前の期が8カ月の変則決算で実質増収となった。

営業利益はそろって減少した。EY新日本はコンサルティングなどの業務で顧客が契約を連結対象外のグループ会社に切り替えた影響もあり、営業利益は18億円と18%減った。トーマツは公認会計士の採用拡大や研修拡充で人件費が増え、実質で減益となった。

あずさ監査法人は顧客社数が増えて業務収入は微増だったが、働き方改革で減った社員の残業代を賞与に充てたことでコストが増加した。営業利益は9割減だった。PwCあらた監査法人は長時間労働の是正のため人員採用を増やした。採用活動や研修などの先行費用がかさみ9割の営業減益となった。

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