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寝業師・浜田28歳、異色の新女王 世界柔道

2018/9/26 1:37
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【バクー=西堀卓司】柔道の世界選手権第6日は25日、バクーで男女各1階級が行われ、女子78キロ級で初出場の浜田尚里(自衛隊)が優勝した。

女子78キロ級でフーシェ・ステーンホイス(左)を破り、初優勝の浜田尚里=共同

異色の新女王の誕生だ。28歳の誕生日を迎えた浜田がその寝業師ぶりを見せつけ、立ち技で見劣る"ハンディ"をものともせず、一気に頂点に駆け上がった。

敗退の淵からはい上がった3回戦が出色だった。オーストリア選手に開始わずか31秒で技ありを許した。追いかける展開になり、「気持ちが前に出すぎる」(増地克之女子監督)悪癖がのぞいたか。中途半端に内股を仕掛けたところを受け止められ、返された。

浜田が浮いた両足をばたつかせ、両者が車輪のように回転しながらもんどり打って倒れ込む。ひやひやのシーンだったが、次の瞬間、覆いかぶさっていたのは浜田の方。敗戦のポイントを回避したどころか、そのまま横四方固めで逆転した。

続く準々決勝のスロベニア選手は懐が深く、とても足技が届きそうもない。ならばと繰り出したともえ投げは単発で決める気はさらさらなく、寝技の攻防に持ち込む伏線だった。上に乗られた状態からするりと体を入れ替わって再び横四方固め。「意識して練習してきた形」としてやったりだ。

学生時代までは柔道と並行して関節技に特徴のあるロシア生まれの格闘技「サンボ」を習い、大学の世界大会で優勝した経験まである。最近は「練習時間のうち9割は割いている」というほど立ち技での課題は大きいが、既に寝技の方は完成の域に達している。

昨年、グランドスラム(GS)東京の決勝で送り襟締めで一本を取ったオランダの世界ランキング1位との再戦となった決勝は再び絞め技、関節技で攻め立てて指導3つで反則勝ち。初代表の中堅が、気づけば堂々「オール一本勝ち」で戴冠し、層の厚い階級に割って入った。

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