BMW、業績予想を下方修正 貿易戦争と欧市場混乱で

2018/9/25 23:49
保存
共有
印刷
その他

【オックスフォード=深尾幸生】独BMWは25日、2018年12月通期の業績予想を下方修正すると発表した。自動車部門の売上高は従来の「17年をやや上回る」から「やや下回る」に、同部門の売上高営業利益率は8~10%だった予想を「少なくとも7%」に見直した。米中貿易戦争や欧州での燃費試験法の変更による市場の混乱が原因としている。

まず響くのが欧州自動車市場の混乱だ。9月から新しい燃費試験が全ての新車に求められることで、新試験に対応できないメーカーが8月までに駆け込みで値引き販売を実施。8月の西欧の自動車販売台数は27%増えた。

試験対応が整っていたBMWは6%増だったが競争上、値下げを強いられた。9月以降は8月までの反動で市場が冷え込むとみられる。BMWは「予想していたより需要のゆがみが大きい」としている。

米中間を中心とする貿易戦争による見通しの不透明さも理由に挙げた。BMWの最大市場である中国の新車市場も軟調だ。同社は7月の4~6月期決算の発表時に、中国による米国製自動車への関税引き上げによる影響が通期で3億ユーロ(約400億円)にのぼると明らかにしていた。同社は米国で生産し、中国で販売している多目的スポーツ車(SUV)を値上げするなど対応を迫られている。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]