初の女性学長10月に就任 東京医大「公正な入試を」

2018/9/25 18:39
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医学部医学科の一般入試で女子の合格を抑制する得点操作などの不正が発覚した東京医科大(東京都新宿区)で25日、理事会が開かれ、次期学長を病態生理学分野の林由起子主任教授(56)とすることを正式決定した。就任は10月1日付。東京医大で初となる女性学長の下で、イメージや信頼の回復を図る。

東京医科大の学長に就任する林氏=共同

林氏は大学を通じて「公正な入試を実施することと同時に、不利益を被った受験生の皆さんへの対応を誠実に行う」とのコメントを発表した。

東京医大によると、過去の入試で得点操作がなければ合格したはずの受験生を特定し、入学を認める方針で、受験料返還も検討している。対象範囲など詳細は第三者委員会の調査や提案を基に決めるとしている。

19日の教授会で、林氏と小児科の男性主任教授による学長選が行われ、林氏が有効投票の過半数を得て選出されていた。

林氏は1986年、東京医大卒。2013年8月に主任教授となり、16年2月からは大学病院の遺伝子診療センターの副センター長も兼務している。

東京医大では、文部科学省の私大支援事業を巡る汚職事件に絡み、臼井正彦前理事長(77)と鈴木衛前学長(69)=いずれも贈賄罪で在宅起訴=が辞任。内部調査で、女子と3浪以上の受験生が合格しにくくなるよう得点操作する一方、一部の受験生には不正に加点していたことが判明した。〔共同〕

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