外食市場、24カ月連続で上昇 13カ月連続単価アップ
日本フードサービス協会

2018/9/25 16:14
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日本フードサービス協会(東京・港)が25日発表した外食企業の8月の国内売上高は、前年同月比2.9%増となり24カ月連続で前年実績を上回った。客単価は1.9%上昇し、13カ月連続で前年同月を上回って市場の伸びを支えている。ただ、客単価の引き上げも1年を超え、外食各社は難しい局面を迎えている。

8月は東京などでは、長雨が続いた前年に比べて好天が続いた。猛暑による消費の押し上げ効果などがあり、客数は前年同月から1%増えた。

売上高の伸びが目立ったのはファストフード(3.1%増)やファミリーレストラン(2.5%増)。季節キャンペーンなどが奏功し夏休みの家族客などを取り込んだ。低調だったパブ・居酒屋業態も猛暑効果が追い風となり、1.9%増と18年に入って初めて前年実績を上回った。

この2年間の市場拡大のうち、足元の1年間は客単価の伸びが支えている。客数の変化をみると17年8月までは12カ月連続で2~4%程度の伸びを維持してきたが、17年9月からは12カ月のうち4カ月で前年実績を割りこんでいる。

価格面では17年末からすき家、松屋などの牛丼チェーンが相次ぎ値上げに踏み切った。日本マクドナルドを皮切りに追加料金を支払うと料理をボリュームアップできるサービスなど客単価を引き上げる施策も広がっている。

スシローグローバルホールディングスは回転ずし「スシロー」で9月、価格構成を見直した。税別で180円の皿を150円に値下げする一方で、高めの280円の皿は300円に引き上げた。中価格帯のみで見れば値下げだが、主力の100円皿でなく150円皿を手に取る機会が増えれば、客単価は引き上げられる。

単価の伸びが2年目に入り、消費増税も来年に控える中で外食各社の価格戦略は難しさを増す。単価の引き上げと客数増を両立するためにもメリハリのついた値段設定が欠かせなくなる。

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