2018年12月19日(水)

インスタグラム、共同創業者の2人辞任
親会社のフェイスブックと意見対立か

ネット・IT
北米
AI
2018/9/25 14:29
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【シリコンバレー=中西豊紀】米フェイスブック傘下の写真共有サイト、インスタグラムは24日、共同創業者2人の退任を発表した。複数の米メディアはフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)との意見対立が背景にあると指摘している。インスタグラムは若者層に人気の成長事業で、幹部流出はフェイスブックにとって痛手となる。

インスタグラム共同創業者兼CEOのケビン・シストロム氏

インスタグラム共同創業者兼CEOのケビン・シストロム氏

■ザッカーバーグ氏に不満?

インスタグラムのケビン・シストロムCEOがマイク・クリーガー最高技術責任者(CTO)と連名で声明を出した。「好奇心と創造性に向けて再び動きだすべく、しばらく休息をとる」としており、新たなビジネスへの挑戦をにおわせている。

2010年の創業から間もない12年にフェイスブックに約10億ドルで買収されたインスタグラムは、若者を中心に支持を広げ今や10億人のユーザーを世界に抱える。ユーザー離れが懸念されるフェイスブックにとって「最も成功した買収案件のひとつ」(米ファンド関係者)との指摘もある重要な子会社だ。

公式には波乱のない退任だが、米ニューヨーク・タイムズは「2人は24日にフェイスブック側に辞任の意向を告げた」と報じ急な展開だったことを示唆。米ネットメディアのリコードは「2人はフェイスブックとインスタグラムの投稿を共有する新方針などを巡りザッカーバーグCEOに不満を抱いていた」などとする解説記事を載せた。

将来の稼ぎ頭となるはずの事業のトップが離反しているとなると経営には危ういサインだ。同社は3月に発覚した個人情報の大量流出問題以降、データの扱いやビジネスモデルを巡って政界やメディアの批判にさらされている。4月には同じく過去に買収した対話アプリ、ワッツアップの創業者がフェイスブックの取締役を辞任した。

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