隠岐に浮かぶ「散骨島」は現代の墓標か
ドキュメント日本
[有料会員限定]
少子化や核家族化で墓の維持が難しくなっている。「子供や孫に迷惑をかけたくない」「暗いお墓に入りたくない」。そんな思いで自然散骨を望む人たちが注目するのが、島根・隠岐諸島に浮かぶ小さな無人島だ。国内唯一の「散骨島」として知られるカズラ島で9月、遺族の散骨に同行した。(山田薫)
日本海の荒波が島に近づくと穏やかになり、澄んだ水底まで見通せる。松江市の外れ、七類港から大型フェリーに揺られること3時間10...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1429文字
関連企業・業界
業界: