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プレーオフ進出 ヤンキース田中に「勝負の季節」
スポーツライター 杉浦大介

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2018/9/24 6:30
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米大リーグのヤンキースは22日(日本時間23日)、ワイルドカードでのプレーオフ進出を決めた。オールスター戦以降、好調を維持してきた田中将大にとっても「勝負の季節」が迫っている。昨季のプレーオフも大活躍した田中は、2009年以来のワールドシリーズ制覇を目指すチームにどんな形で貢献するのか。10月3日に行われる一発勝負のワイルドカード戦に先発として起用されるのか。

9月20日のレッドソックス戦は、田中が久々に痛打されたゲームだった。直近の11試合のうち9試合で自責点2以下と安定感抜群だったが、この日は大リーグでナンバーワンの得点力を誇るレッドソックスに被安打8で5失点。勝負球が甘く入るシーンが目立ち、今季最短の4回0/3でマウンドを降りた。

3年連続ア・リーグ東地区優勝までマジック2で迎えたレッドソックスは、田中降板後にリリーフ投手も打ち崩し、11-6で2位のヤンキースに勝利。ヤンキースは本拠地ヤンキースタジアムで相手の地区優勝決定を目の当たりにするという悔しさを味わったのだった。

「レギュラーシーズンもまだ最後のカードがあり、ワイルドカード戦で勝てばその次のところで当たる。やり返すチャンスはある。悔しい(思いの)ままではもちろん終れないので、やり返したい」

22日、プレーオフ進出が決まり、シャンパンファイトを楽しむ田中(右)=AP

22日、プレーオフ進出が決まり、シャンパンファイトを楽しむ田中(右)=AP

後半戦、抜群の安定感

試合後の本人の言葉通り、今季の田中はレッドソックス戦では19回を投げて16失点と苦しんできた。"世界一"を狙うには同地区のライバルは乗り越えなければならない相手だけに、余計に悔しい思いはあったはずだ。

もっとも、この試合を別にすれば、今季後半戦の田中が素晴らしい投球を続けてきたことに誰も異論はあるまい。オールスター戦以降の11度の先発機会で防御率2.62。7月15~8月5日まで21回1/3、9月1~14日まで20回と2度の長い無失点記録も継続した。7月15日に故障から復帰して以降、大リーグに移籍して5年連続で12勝以上を挙げてきた安定感は際立っている。10月からスタートするポストシーズンでも、ヤンキース投手陣の中で田中が重要な役割を担うことは間違いない。

レッドソックスが地区優勝を遂げたのに続き、ヤンキースも9月22日のオリオールズ戦に勝利し、ワイルドカードでのプレーオフ進出を決めた。10月3日のワイルドカード戦では、1.5ゲーム差(22日現在)でヤンキースを追うアスレチックスとの対戦が濃厚。ニューヨークかオークランドのいずれかで敗れた方がシーズン終了という大一番をプレーすることになる。

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