埼玉県がまとめた2018年度の県政世論調査結果(速報)によると、県政への要望(複数回答可)として「災害から県民を守る」を挙げた人が25.1%となり、1968年の調査開始以来初めてトップとなった。県広聴広報課は「西日本豪雨など各地で災害が相次いでいる影響が大きい」と分析している。
7月に県内に住む18歳以上の男女3000人を対象に面接で聞き取った。回答率は70.7%。
県政への要望の2位はは「高齢者の福祉を充実」(22.9%)で、3位に「医療サービス体制を整備」(21.8%)、4位に「子育て支援を充実」(21.1%)が続いた。13~17年度はこの3つが上位3位までを占めていた。
昨年と比べた暮らし向きは「変わらない」との回答が57.3%。「苦しくなった」は34.5%で前年調査からほぼ横ばいだった。苦しくなった理由(複数回答可)は「収入が増えない、または減った」が51.1%と最多だった。
生活全体の満足度は「満足」が55.5%で、「不満」を17.5ポイント上回った。