若年がん患者、生殖機能温存 埼玉県が治療費助成

2018/9/21 21:03
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埼玉県は小児や若年のがん患者を対象に、治療で妊娠の可能性が損なわれないよう生殖機能を温存する治療費の助成を始めた。抗がん剤などの治療前に卵子、精子を採取し、凍結保存する治療を受けた場合に最大25万円を支給する。不妊の懸念を減らし、治療に集中しやすい環境を整える。

治療法は「妊孕性(にんようせい)温存」と呼ばれる。がん治療前に卵子や精子などを凍結保存しておくことで、治療後に生じる不妊に対処しやすくする。2017年夏に学会の指針ができるなど、近年関心が高まっている。

県が助成対象とするのは治療実施日の年齢が40歳未満のがん患者で、所得が730万円未満などの要件がある。(1)卵子、卵巣組織の採取凍結(2)卵子の採取、受精卵の凍結(3)手術を伴う精子の採取凍結――には25万円を、手術を伴わない精子の採取凍結には5万円を上限に1人1回助成する。

18年4月以降に始めた治療に遡って対象とする。県は年間80人が助成の対象になると見込む。

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