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オリーブ出荷量 香川シェア9割、熊本・広島面積拡大

(データで見る地域)

健康志向から人気の高いオリーブオイル。農林水産省の特産果樹生産動態等調査によると、原料となるオリーブの2015年産の国内の出荷量は香川県が379トンで首位。全国シェアは9割を超え、讃岐うどんとともに香川の食の魅力を象徴する。しかし、栽培面積をみると王座に揺らぎもみえる。

瀬戸内海に浮かぶ香川県の小豆島は日本のオリーブ栽培発祥の地だ。ちょうど今ごろから新物の収穫が始まる。日露戦争後、北方に広大な漁場を得た明治政府は魚介の保存法としてオリーブオイルに着目。1908年に香川、三重、鹿児島の3カ所で試験栽培を始め、唯一、成功したのが小豆島だった。島にはオリーブ産業が集積し、観光資源にもなっている。大手の井上誠耕園(小豆島町)は島内で農園を広げつつ、体験施設などの整備を進める。

需要の伸びを見込んで他県もオリーブの栽培面積を広げている。10年産調査では栽培地は香川と岡山の2県だったが、15年産調査では11県に拡大。香川の全国シェアは10年の92%から15年には55%に下がった。

オリーブ畑が広がる「道の駅小豆島オリーブ公園」(香川県小豆島町)

栽培面積が香川県(189.9ヘクタール)に次ぎ大きい熊本県(43.5ヘクタール)の天草市は10年度から「オリーブの島づくり」に取り組む。3位の広島県(25.2ヘクタール)では江田島市が16年にオリーブ振興計画をまとめ、耕作放棄地での栽培や6次産業化を進める。オリーブは苗木から育てて5年以上で収穫できるようになり、出荷量は今後増えてくる見通し。香川県も17年にオリーブで日本初の新品種を開発するなどして対抗する。

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