2019年2月24日(日)

文科次官と局長が辞任、汚職事件で引責

2018/9/21 10:37 (2018/9/21 13:11更新)
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文部科学省の戸谷一夫事務次官(61)と高橋道和初等中等教育局長(57)は21日、一連の贈収賄事件の責任を取って辞任した。戸谷氏らも贈賄側の業者から高額接待を受けていた。同省では前任次官も違法天下り問題で引責辞任しており、2代連続という異例の事態となっている。

事務次官を引責辞任し、謝罪する戸谷一夫氏(21日午後、文科省)

事務次官を引責辞任し、謝罪する戸谷一夫氏(21日午後、文科省)

林芳正文科相は閣議後の記者会見で「幹部の処分は極めて遺憾で心よりおわび申し上げる。信頼回復に努めたい」と謝罪。高額接待を受けたとして戸谷氏と高橋氏、義本博司高等教育局長(56)を減給10分の1の懲戒処分、柿田恭良総務課長を訓告にした。

辞任した戸谷氏は記者団の取材に応じ「処分を重く受け止めている。国民に不信を与えてしまい、深く反省している」と謝罪した。東京・銀座のクラブなどで戸谷氏が6万2千円相当、高橋氏が2万円相当、義本氏が11万5千円相当、柿田氏が10万円相当の接待を受けており、文科省は接待当時の役職から処分内容を決めたという。

贈収賄事件で東京地検特捜部は、前科学技術・学術政策局長と前国際統括官の2人を受託収賄罪などでそれぞれ逮捕、起訴している。

戸谷氏は1980年に旧科学技術庁に入庁し、文科省の官房長などを歴任。2017年1月に違法天下り問題が発覚し、当時次官だった前川喜平氏が引責辞任し、戸谷氏が後任に就いた。

特捜部は贈賄側の業者が設けた会食の場に同席したことのある戸谷氏も任意で聴取し、次官室を家宅捜索。文科省内では戸谷氏の責任を問う声が上がっていた。戸谷氏の辞任を受け、文科省は藤原誠官房長を事務次官事務代理にした。

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