2019年5月25日(土)

南ア中銀、政策金利6.5%で据え置き 3会合連続

2018/9/20 23:10
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【カイロ=飛田雅則】南アフリカ準備銀行(中央銀行)は20日、政策金利を年6.5%に据え置くと発表した。据え置きは3会合連続。新興国通貨安で経常赤字国である南アの通貨ランドにも下落圧力がかかるが、インフレは落ち着いており、利上げの必要はないと判断したもようだ。

ロイター通信によると、7人の金融政策委員のうち4人が据え置きを主張した。8月のインフレ率は前年同月比4.9%と、7月実績の5.1%から0.2ポイント縮小。準備銀がインフレ目標と設定する3~6%の範囲に収まり、利上げの必要性は薄れていた。

ただ、南ア準備銀総裁は会合後、「インフレのリスクが顕在化し続けている」と物価上昇に警戒感を示した。3人の委員が利上げを支持しており、市場では「近い将来、利上げに踏み切る」との観測も出ている。20日の発表後の通貨ランドの対ドル相場は、1ドル=14.4ランド台と前日に比べ上昇した。

もっとも為替市場では通貨安の圧力が強く、先行きは予断を許さない。政権交代への期待でランドは2月には11ランド台半ばと約3年ぶりの高値まで上昇したが、改革の停滞や景気後退が重なり、9月上旬には15ランド台まで下落していた。

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