2019年5月23日(木)

アリババ会長「米で100万人雇用できず」 貿易戦争受け
新華社報道

2018/9/20 13:04
保存
共有
印刷
その他

【上海=松田直樹】中国国営の新華社通信は同国を代表する民間企業、アリババ集団のジャック・マー(馬雲)会長が「米国で100万人の雇用を創出する計画を実現できない」と明らかにしたと報じた。馬氏は2017年1月に米大統領に就任前のトランプ氏と会談した際、米国で100万人を雇用すると確約していた。米中貿易戦争を踏まえた発言で、米側に対するけん制につながると受け止められている。

退任を発表したアリババ集団の馬雲会長=ロイター

退任を発表したアリババ集団の馬雲会長=ロイター

新華社通信の取材に対して馬氏は「米中関係が友好的であることが前提の雇用計画だが、既にその関係性は崩れており、計画を実行する手段がない」と語った。その上で「米中の貿易関係が健全に発展するよう努力しなければならない。貿易は米中が争う武器ではない」と指摘した。

馬氏は17年1月にトランプ氏とニューヨークのトランプタワーで会談した。アリババのサイトでの偽造品問題などについて意見を交わし、馬氏は「米国で100万人の雇用を創出する」と話していた。

アリババも両者の会談後、米国の農産品や衣料品の中国での販売が広がるよう、自社のネット通販を通じて支援する方針を示した。その結果として、5年間で100万人の雇用創出が米国で見込めると表明していた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報