2019年8月21日(水)

エコノミー症候群8人か 北海道・厚真など3町で

2018/9/20 9:45
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北海道で震度7を記録した地震で大きな被害が出た厚真、安平、むかわの3町で、車中泊や避難所生活をする高齢者ら7人が、エコノミークラス症候群になったとみられることが20日までに、日本静脈学会の医療チームへの取材で分かった。これとは別に、9日に厚真町の避難所から救急搬送された女性にも、同症候群の疑いがある。

医療チームの東信良医師(旭川医科大)によると、3町で17~18日、運動の機会が少なかったり、足にむくみがあったりする高齢者ら約100人を診察。足の静脈に血の塊(血栓)が見つかった人が16人おり、うち7人は避難生活が原因で、同症候群とみられるという。医療チームは病院での受診を勧めた。

東医師は「長期避難の影響が出ている。最悪の場合は死亡に至ることもあり、引き続き予防と検診が必要だ」と話した。

一方、消防によると、厚真中央小に設けられた避難所で9日午後、無職女性(83)が立ち上がろうとした際にふらついて転倒、病院に運ばれた。肺血栓塞栓症と診断され、同症候群の疑いがある。命に別条はなく、入院して治療を受けている。

エコノミークラス症候群は、同じ姿勢で長時間座るなどして手足がうっ血し、静脈に血栓ができて肺の血管を詰まらせる恐れがある。日本静脈学会などは「こまめな水分補給や軽い体操、ふくらはぎのマッサージなどが予防に有効だ。車中泊の際は足を上げて寝てほしい」と呼び掛けている。〔共同〕

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