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注目集まる3歳有力馬 大一番へ異例の臨戦過程
調教施設充実、選択肢広げる

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2018/9/22 6:30
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9月の中山、阪神開催では3歳クラシック三冠の最終戦、菊花賞(10月21日、G1・京都)、3歳牝馬の三冠目、秋華賞(10月14日、同)に向けたトライアルが行われている。牝馬は16日のローズステークス(G2・阪神)でトライアルが終わった。菊花賞戦線では17日にセントライト記念(G2・中山)が行われ、23日には神戸新聞杯(同・阪神)が組まれている。有力馬が大一番を前にトライアルに出走するのは定石の臨戦過程だが、今年は牝馬二冠のアーモンドアイ(美浦・国枝栄厩舎)が春のオークス(G1)から秋華賞へ直行。牡馬でも日本ダービー(同)5着のブラストワンピース(美浦・大竹正博厩舎)が夏の新潟最終週に行われた新潟記念(2日、G3)から菊花賞へ向かう。異例の臨戦過程を選択した有力馬が次の大一番で好走できるかに、注目が集まる。

秋華賞のトライアルはローズSと紫苑ステークス(8日、G3・中山)の2つ。ローズSはカンタービレ(栗東・中竹和也厩舎)が優勝した。道中は2番手からレースを進め、最後の直線で先頭に立つと後続を突き放して、そのまま押し切った。騎乗したクリストフ・ルメールは「状態がよく、自信があった」と喜んだ。紫苑Sはノームコア(美浦・萩原清厩舎)が先行馬群の中から最後の直線で抜け出し、2着馬に3馬身差をつけて勝った。

一方、17日の菊花賞トライアル、セントライト記念はジェネラーレウーノ(牡、美浦・矢野英一厩舎)が2番手から抜け出す競馬で快勝した。23日の神戸新聞杯には、主戦騎手の戸崎圭太が「以前より力強くなっている」と語る皐月賞(G1)の勝ち馬、エポカドーロ(牡、栗東・藤原英昭厩舎)が出走。菊花賞には向かわない可能性が高いが、ダービー馬ワグネリアン(牡、栗東・友道康夫厩舎)も参戦する。

秋華賞も菊花賞もトライアルから参戦する馬の成績がいい。過去10年でみると、秋華賞ではローズSから出走してきた馬が6勝を挙げ、連対率も17.5%と高い。紫苑S組も最近は好調で、一昨年のヴィブロス、昨年のディアドラと2年続けて優勝馬を出した。菊花賞では神戸新聞杯組の成績が良く、過去10年で8勝。連対率も高く、20.0%を記録する。

ただ今年は、あえてトライアルに出走しない異例の臨戦過程を選ぶ馬が出てきた。牝馬では春に桜花賞(G1)とオークスの二冠を制したアーモンドアイがオークスから秋華賞に直行する。故障などの理由もなく、この臨戦過程を選ぶのは珍しい。

牡馬でもブラストワンピースが新潟記念から菊花賞へと向かう。新潟記念は鋭い末脚を使い圧勝だったが、この臨戦過程だった馬は、菊花賞の施行時期が2000年に11月上旬から10月下旬に移されて以降、昨年のウインガナドル1頭だけ。夏の新潟からの臨戦自体が少なく、新潟記念以外のレースから出走してきた馬に範囲を広げても4頭しかいない。極めて異例な臨戦過程だ。

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