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世界鉄道市場は21~23年で25兆円に 欧州団体が推計

【ベルリン=牛山知也】UNIFE(欧州鉄道産業連盟)は18日、世界の鉄道産業の市場規模が2021~23年平均で1920億ユーロ(約25兆円)に上るとの見通しを発表した。15~17年から年率2.7%の成長が続く。新興国の新路線に加え、欧州などで老朽化した鉄道設備の更新需要が見込まれる。公共交通へのシフトが続くなか、運行データや顧客データを用いた周辺ビジネスの取り込みも重要となりそうだ。

UNIFEは16年の調査で19~21年の市場規模を1850億ユーロ(約24兆円)と推計していたが、さらに成長が続くと予測した。部門別に年間の成長率をみると、インフラと列車制御がともに2.9%と最大の伸び。インフラは都市内の鉄道建設やリニューアル、設備拡張が需要を押し上げ、列車制御部門では無線を使った新たな信号システムの需要が広がる。サービスが2.7%、車両が2.6%と全ての部門で拡大が続くという。

地域別に見ても全地域で拡大が続く。伸び率の首位はアフリカ・中東で5.2%増。都市高速鉄道(メトロ)やライトレールの建設が市場拡大に寄与する見通し。最大市場のアジア・太平洋は中国・インド両国のインフラ投資により2.5%増で、2.2%増と最も伸びが小さい西欧でもフランスなどの車両更新需要が堅調とみられる。

UNIFEは2年ごとに足元の市場規模と今後の見通しをまとめている。同連盟のサブリナ・スーザン議長は「鉄道ビジネスは成長が続く魅力的な市場だ。信頼性や効率性、環境への優しさから重要性が増すだろう」と強調する。一方で、同連盟は「欧州以外の鉄道企業の拡大や、欧州での勢力拡大が見込まれる」とみている。成長が続く市場を巡る競合は今後も激しくなりそうだ。

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