閉館施設にイルカやペンギン、騒動に 千葉・銚子市

2018/9/19 8:41
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1月に閉館した千葉県銚子市の水族館「犬吠埼マリンパーク」にイルカやペンギンが残され、騒動となっていたことが19日、県や市への取材で分かった。水族館を運営していた会社が世話を続け、健康状態に問題はないが、情報を公開していないため保護を求める声が市に殺到。専門家は「やむを得ず飼い続ける場合は、飼育状況を公表すべきだ」と指摘している。

水族館閉館後も屋外プールに残るバンドウイルカのハニー(8月、千葉県銚子市)=動物保護団体「PEACE」提供、共同

県や市によると、水族館は1954年に市営施設として開業し、63年に民間に売却。その後、運営権は別の会社に移ったが、東日本大震災などによる来館者数の減少と施設の老朽化で閉館した。

8月末現在、ショーで活躍した18歳ぐらいの雌のバンドウイルカ「ハニー」やフンボルトペンギン46羽、魚類や両生類が残る。

県は動物愛護法に基づき、月1回程度立ち入り検査し、運営会社が餌やりなどをしていることを確認。会社は取材に応じていないが、県に「譲渡交渉が難航している」と説明したという。飼育状況を不安視した動物保護団体が8月、「ハニーを助けて」とインターネットで呼び掛けると、心配する手紙やメールが市に1500通以上届いた。

日本動物園水族館協会の担当者は「ハニーは若くない。事前に交渉を進めるべきだった」と閉館施設での飼育の長期化を懸念。飼育状況をネットなどで公開する必要性を訴えている。〔共同〕

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