/

韓国経済人、訪朝団に大挙参加 北朝鮮副首相と融和演出

【ソウル=鈴木壮太郎】18日の南北首脳会談には韓国の経済界から最大財閥サムスンの実質トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)副会長をはじめ17人が訪朝し、北朝鮮の李竜男(リ・リョンナム)副首相と会談した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領には大物経済人を同行させることで、制裁緩和後の対北投資の可能性を示し、北朝鮮の非核化を促す狙いがある。

サムスンの李副会長は李副首相に「平壌の建物にサムスンの経営哲学と同じ『人間中心』と書かれるのを見て驚いた。同じ民族だと感じた」と述べると、李副首相は「李在鎔先生はいろんな意味で有名ですね」と応じ、会場内で笑いが起きた。

李副会長は朴槿恵(パク・クネ)前大統領の不正資金疑惑に絡み、贈賄などの罪で有罪判決を受けており、今回の訪朝には韓国の世論の賛否が分かれている。李副首相はそれを念頭に「平和と繁栄、統一に向けても有名になってください」と語りかけると、李副会長は笑いながら「わかりました」と返した。

韓国財閥からはSKの崔泰源(チェ・テウォン)会長も出席した。2007年の南北首脳会談にも同行した崔氏は李副首相に「11年ぶりに来た平壌は発展した。建物もそうだが、木々も育った」と伝えた。

今回の財界人の訪朝には4大財閥やポスコのトップに加え、韓国鉄道公社、韓国観光公社、韓国電力、韓国産業銀行の首脳も参加した。北朝鮮の制裁解除後に本格化する南北経済協力をにらみ、インフラ建設で中心的な役割を果たす公企業のトップが顔を並べた。

非核化が進展しない段階での南北経済協力には米国が厳しい立場を取っており、現時点で推進するのは不可能な状況だ。今回の訪朝でも具体的な経済プロジェクトの進展などの発表はないもようだ。

現時点では北朝鮮とのビジネスに慎重な大企業トップに訪朝を要請したのは韓国大統領府だった。北朝鮮側では制裁解除後の韓国企業の進出への期待が大きい。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン