2019年5月27日(月)

米、難民受け入れ上限は3万人 19会計年度に過去最低へ

2018/9/18 18:00
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【ワシントン=中村亮】米国務省は17日、2019会計年度(18年10月~19年9月)に受け入れる難民数の上限を3万人にすると発表した。米メディアによると、18年度に比べて1万5000人減り、上限制が始まった1980年度以降で最低となる。難民に対するトランプ政権の厳しい姿勢が改めて浮き彫りになった。

ポンペオ米国務長官は17日、国務省で記者団に受け入れ上限が難民への寛容さを測る唯一の指標ではないと説明したうえで「米国からのさまざまな形式での保護や支援を考慮すべきだ」と主張した。シリア内戦などを念頭に難民が増える原因となる紛争の解決に注力する考えも示した。

オバマ前政権は17年度の受け入れ上限を11万人としており、トランプ政権は上限を3分の1以下に縮小したことになる。18年度も上限は4万5000人だが実際の受け入れ数は8月末時点で約2万人と上限の半分に満たない水準となっている。今後も上限を下回る可能性がある。

トランプ氏は17年の大統領就任直後から難民の受け入れに消極的な姿勢を示し、受け入れに寛容な欧州諸国を批判してきた。最近は国連を通じたパレスチナの難民向けの資金支援を停止し、国際社会から批判を浴びていた。

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