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アライドアーキテクツ、AIで消費者分析し動画制作

SNS(交流サイト)を使ったマーケティング支援のアライドアーキテクツは人工知能(AI)開発のアリスマー(東京・港、大田佳宏社長)と組み、AIで消費者の関心や嗜好を分析し、効率的に広告動画を制作する事業を始める。SNSの投稿やアンケートのデータをAIに分析させ、消費者の購買意欲を刺激する動画をつくる。

新会社AiCON TOKYO(アイコントーキョー、東京・渋谷)を19日付で設立。資本金は1000万円。クリエイティブディレクターの石渡晃一氏との共同出資で、石渡氏が新会社社長に就任する。アリスマーはAIのデータ分析で協力する。

広告主企業から動画の依頼を受けると、まずアイコントーキョーで戦略立案を行い、ターゲット層の興味・関心や商品認知度などを調査するアンケート項目を作成。これらの項目をもとに、アライドアーキテクツがSNS利用者を対象としたアンケート調査を実施し、収集したデータをアリスマーへ送付する。

アリスマーは自然言語処理やデータベース技術を用い、SNSのコメントやアンケート結果を分析して、消費者のインサイト(潜在意識)を抽出。これを活用してアイコントーキョーが動画を企画・制作して、SNS動画広告などを通じて消費者に発信する。制作した動画がどれくらい閲覧されたかデータを取り再びAIに学習させ、AIの分析精度を高める。

例えば「やばい」という日本語は、「すごく良い」という意味にも「すごく悪い」という意味にも使われ、前後の文脈を読まないと正しい意味を把握できない。アリスマーによるデータ分析で、このような日本語の曖昧な表現も正確に分析し、動画制作に反映できるようになる。

制作料金は300万円から。AIを活用することで大手メーカーが提供する動画制作と比べて費用を抑えた。テレビCMなどの幅広い層にリーチさせることを狙うマス広告と違い、ターゲット層に興味・関心のある広告を低予算でつくることが可能になるという。

アリスマーは東京大学大学院数理科学研究科の大田特任教授が2016年9月に設立したスタートアップ。言語や画像、動画解析の技術に強みを持ち、三井住友海上火災保険と自動車事故の損害をAIで判定するシステムの開発に取り組んでいる。広告分野にAIを活用するのは今回が初めての取り組みになる。

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