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NUROの新10ギガ回線、サービス開始遅れ19年に

日経クロステック

ソニーネットワークコミュニケーションズが提供を予定している家庭向け10ギガビット/秒回線サービスの「NURO 光 10Gs」と6ギガビット/秒回線サービス「同6Gs」について、提供開始時期が2019年にずれ込むことが明らかになった。同社はこの新サービスを18年3月に発表し、4月から申し込みを受け付けていた。

上りも10ギガ ネットワーク増強間に合わず

同社は15年から家庭向け10ギガビット/秒回線サービスの「NURO 光 10G」を提供している。通信速度は下りが10ギガビット/秒、上りが2.5ギガビット/秒というものだ。これに対し、新サービスのNURO 光 10Gsは下りと上りの両方とも10ギガビット/秒である。

新サービスの提供開始時期について、同社は当初、18年10月以降としていた。これが年明けになった。例えば8月上旬に申し込んだユーザーに対して、提供開始予定が19年3月下旬以降になると郵送で連絡している。

提供開始が遅れる理由について、同社の中村一太基幹ネットワークシステム部部長は「NURO 光 10Gsは上りも下りも10ギガビット/秒なので、それなりのバックボーンを整備する必要があった」と説明する。2ギガビット/秒の回線サービスである「NURO 光」のユーザーが増えているのに加え、ユーザー当たりのトラフィックも増加傾向で、NURO全体のトラフィックが増えているという。「ネットワークは前倒しで増強しているが、10Gsを追加するに当たり、さらに増強しなければならなくなった」(中村部長)。

具体的には局舎側のネットワーク・インタフェース・カードの数を増やしたり、光ファイバーが足りない場合はNTTから借りる光ファイバーを増やしたりしているという。

KDDIは同様に上り下りとも10ギガビット/秒の回線サービス「auひかり ホーム10ギガ」を18年2月に発表している。ソニーネットワークコミュニケーションズは、NUROの通信速度が最速であることに特にこだわっているという。競合サービスよりも通信速度が低くなる事態を防ぐため、サービス提供の準備が整わないうちにNURO 光 10Gsを発表した可能性もありそうだ。

(日経 xTECH/日経NETWORK 大森敏行)

[日経 xTECH 2018年9月14日掲載]

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