農業や食文化の復興へ 福島・飯舘村と明治大が協定

2018/9/18 9:55
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東京電力福島第1原子力発電所事故で一時全村避難となった福島県飯舘村が18日までに、農業や食文化の復興を目指し、明治大農学部・農場と連携協定を結んだ。学生のアイデアに基づいて村の野菜を使ったカレーパンを開発したり、会員制交流サイト(SNS)で村の食文化を発信したりする。

明治大農学部・農場と連携協定を結び、記念撮影をする福島県飯舘村の菅野村長(左から2人目)ら(17日、福島県飯舘村)=共同

明治大農学部・農場と連携協定を結び、記念撮影をする福島県飯舘村の菅野村長(左から2人目)ら(17日、福島県飯舘村)=共同

カレーパンは、村で採れたほうれん草をパン生地に、トマトを具に使用。本年度中に村の「道の駅までい館」での販売開始を目指す。また農家の食卓に日常的に並ぶ「農家めし」を学生が取材し、レシピなどをSNSで発信していく。

菅野典雄村長は記者会見で、若い人が避難先から戻らず、村の食文化が途絶える心配があると指摘。「食は人間の根源であり、後世に残していきたい」と述べた。

飯舘村は、2017年3月末に帰還困難区域以外の避難指示が解除された。明治大の本所靖博専任講師(地域連携)らが、原発事故後に村で農業支援の研究に取り組んだことが協定のきっかけとなった。〔共同〕

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