2019年6月27日(木)

ネスレ、生命保険事業を1700億円で売却 米国企業に

2018/9/18 10:00
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【ジュネーブ=細川倫太郎】食品世界最大手ネスレ(スイス)は17日、生命保険事業を米国企業に15億5000万ドル(約1700億円)で売却することで合意したと発表した。2019年初めまでに売却手続きを完了させる。本業との関係が薄い事業を切り離し、売却資金で主力の食品やヘルスケアへの投資を強化する狙いだ。

ウルフ・シュナイダー最高経営責任者(CEO)は事業の選択と集中を進めている=ロイター

傘下のガーバー生命保険を米保険会社ウエスタン&サウザン・フィナンシャル・グループに売却する。ガーバーは家族向けの生命保険などを取り扱い、17年の売上高は8億5600万ドル。

ネスレは07年にベビーフードメーカーの米ガーバーを買収していた。ガーバーが手がけていた生命保険事業のみを売却し、離乳食などベビーフードは引き続きネスレが運営する。

食品業界は価格競争が激しく、消費者の好みも多様化するなど経営環境は厳しい。ウルフ・シュナイダー最高経営責任者(CEO)は「(今回の売却は)ポートフォリオの改革の一環。中核事業にさらに投資できるようになる」との声明を発表した。ネスレを巡っては17年に「物言う株主」の米サード・ポイントが同社株式を取得し、不採算事業の売却など利益率向上へ圧力をかけている。

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