ロシア・トルコ首脳、シリア北西部に非武装地帯で合意

2018/9/18 4:01
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【イスタンブール=佐野彰洋】トルコのエルドアン大統領は17日、ロシア南部ソチを訪れ同国のプーチン大統領と会談した。両首脳はシリアのアサド政権が奪還を目指す反体制派拠点、北西部イドリブ県で非武装地帯(DMZ)を設置することで合意した。アサド政権を後押しするプーチン氏とこれ以上の難民の流入を防ぎたいエルドアン氏が歩み寄った。ロイター通信などが報じた。

会談後の共同記者会見で握手するロシアのプーチン大統領(右)とトルコのエルドアン大統領(17日、ソチ)=AP

会談後の共同記者会見で握手するロシアのプーチン大統領(右)とトルコのエルドアン大統領(17日、ソチ)=AP

会談終了後の共同記者会見でプーチン氏は政権軍と反体制派を引き離すDMZは幅15~20キロメートルに及び、ロケット弾などの重火器を撤去、10月15日までに設置すると説明した。同地帯の治安維持を巡っては「トルコとロシア軍警察の部隊が共同で行う」述べた。

エルドアン氏は今回の合意が「イドリブでの甚大な人道危機を防ぐ」と称賛した。

両氏は7日にテヘランでロウハニ・イラン大統領も交えた3者協議を実施したばかり。テヘランでは、プーチン氏はエルドアン氏によるイドリブ停戦要請を取り合わなかった。17日の会談は4時間以上に及んだ。

イドリブはシリア国内に残る最後の主要な反体制派拠点。政権側が制圧した地域から移送された戦闘員が集まっている。一帯に暮らす民間人も約300万人に膨らみ、大規模な攻撃に至れば、多数の市民の犠牲が生じると懸念されている。

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