2019年4月20日(土)

インド国営3銀行、政府主導で統合へ 不良債権処理の加速促す

2018/9/17 23:47
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【ムンバイ=早川麗】インドのジャイトリー財務相は17日、記者会見を開き国営3銀行を近く統合させると発表した。資産規模で国営3位のバローダ銀行に、下位の2行を統合させる方針。インドの銀行は8兆4600億ルピー(約13兆円)にのぼる不良債権を抱え、このうち9割を国営銀行が占める。統合で体力のある銀行をつくり、不良債権処理を加速させる。

対象は下位行のビジャヤ銀行とディーナ銀行を加えた3行。統合の時期や枠組みは固まっていないが、バローダ銀行に2行を統合させる見通し。貸し出しに占める不良債権の比率はバローダ銀行が5.4%、ビジャヤ銀行が4.1%、ディーナ銀行が11%。統合すると新銀行の同比率は5.7%になる。

インド格付け会社ICRAによると、インドの銀行の不良債権残高は17年12月末で、8兆4600億ルピーと15年3月末の2.7倍に膨らんだ。新たに融資がこげついたというより、不良債権問題の解決をめざす政府の方針を背景に、銀行が貸出債権の区分を厳しく見直したからだ。

インド政府は不良債権処理を急ぐため、18年からの2年間で国営銀行に2兆1千億ルピーを資本注入する計画を進めている。インド最大の商業銀行の国営インドステイト銀行など大手行は、政府を割当先とする新株発行などを通じて資本を増強している。

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