2018年12月16日(日)

中国産野菜、国産品薄で店頭に 入荷量ニンジン2.8倍

2018/9/15 11:30
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北海道で起きた最大震度7の地震や台風で北日本産の野菜が品薄となるなか、輸入野菜が代替品として店頭に並び始めた。東京都中央卸売市場では9月上旬の中国産ニンジンの累計入荷量が前年同期比2.8倍となり、タマネギは6割増えた。スーパーなど店頭でも国産から中国産に商品を一部切り替える動きが出てきた。

品薄で国産野菜の価格が上昇(都内のスーパー)

ニンジンは北海道地震による停電が響き、野菜の選果場が停止するなどの被害が出て、道産の入荷量は前年比3割減った。品薄で輸入品の需要が急増。輸入商社は「需要家から問い合わせが急増しているが売る商品がない」と漏らす。

東京都中央卸売市場では9月上旬、前年同期に29トンだった中国産の入荷が81トンに増えた。中国産の平均卸値は1キロ88円と前年比2割高いが、同153円と9割上昇した北海道産に比べれば割安だ。同市場では前年同期に1%だった輸入品のシェアが4%に高まった。

同市場では中国産タマネギの入荷量も218トンと前年比6割増えた。中国産ネギは63トンと輸入量は5割増えた。現在の主産地は青森県だが「台風21号の強風でネギがなぎ倒された」(東京・大田の青果卸)といい、市場全体の入荷量は2割減った。

都内の中堅スーパーは「普段使わない中国産ニンジンを店頭に出した」と話す。相次ぐ自然災害で国産野菜の仕入れは厳しさを増す。「企画していた北海道フェアを延期した」(都内の大手スーパー)との事例も出ている。

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