2018年9月27日(木)

首相車列警備で実弾入り拳銃落とす 和歌山県警巡査

社会
2018/9/15 9:13 (2018/9/15 11:30更新)
保存
共有
印刷
その他

 和歌山県警は15日、警備部機動隊の20代の男性巡査が和歌山市内を走行中の警察車両から実弾入りの自動式拳銃1丁を路上に落とし、約1時間20分後に住民が拾得物として届けたと発表した。和歌山市で14日に開かれた自民党総裁選の決起集会に出席した安倍晋三首相らが移動する際の車列を警備中だった。

和歌山県警の男性巡査が拳銃を落とした現場付近(15日午前、和歌山市)=共同

 県警は実弾の数を明らかにしていないが、全て装填され、使用された形跡はなかった。発生から約6時間半後の15日午前2時半から警備課幹部が記者発表し、公表の遅れを認めて謝罪した。

 県警によると、巡査は私服で車両に乗り込み、14日午後7時50分ごろ、和歌山市橋向丁の路上で助手席の窓から身を乗り出して、通行しようとする一般車両を制止していた。その際、左脇の拳銃ホルスターの留め金が窓枠に引っ掛かって外れ、拳銃が窓から落下した。

 巡査が乗った車が車列を離れて停車し、巡査が同乗の警官と2人で降り付近を捜索。その後、県警が応援を出して約50人態勢で捜したが見つからなかった。拳銃は散歩中の近隣住民が午後8時ごろ拾い、用事があるためいったん帰宅した際に持ち帰り、午後9時10分ごろになって周辺を捜索中の警察官に届けた。

 落下防止のために拳銃とベルトをつなぐつりひもは装着されていなかった。県警は、私服の場合に装着の義務はなく、携帯方法に不適切な点はなかったとしている。

 安倍首相は14日午後7時すぎに和歌山市のホテルで開催された決起集会に出席して演説した後、阪和自動車道を経由して京都市へ向かった。車列が阪和道へ向かい、和歌山市内を走行していた際に落としたとみられる。

 県警の的場克郎警備課長は「このような事態を招き、大変遺憾。再発防止に努める」とのコメントを出した。〔共同〕

秋割実施中!日経Wプランが12月末までお得!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報