前週から復帰した鈴木だが、戦線離脱の原因である右手首の痛みは完全に消えてはいない。この日も時折、ショット後にテーピングを施した手首を気づかうしぐさもみられた。打球練習も1日150球までと制限を課し、大事を取っている。
それでも「これまで人一倍やってきた」という豊富な練習量で培ったショット力の蓄えは十分のようだ。フェアウエーをほぼ外すことなく、ボギーのピンチとは無縁。4~6メートルのバーディーパットを次々決めて6バーディーを奪った。同組で回った新垣が目を丸くする。「どこから打っても入りそうな感じでした」
今夏ツアーを約2カ月間離れるまでの前半戦、出場12試合で4勝を含むトップ10入り11回を記録した。規定ラウンド数を下回ってはいるが、前週までの平均ストローク69.77は堂々の隠れ1位。復帰2戦目、強い鈴木が帰ってきたのか。
人生初の5パットを記録するなど26位に終わった復帰初戦の日本女子プロ選手権は「結果を求めて欲が出た」。順位、スコアを欲張るあまり、ミスが出た時の心の切り替えに失敗したと反省する。あと2日間、「欲張らずに一打一打、一球一球を大切に回りたい」。今季首位発進(タイを含む)した過去3試合はすべて優勝。そんな過去の勝利の方程式にはこだわらず、練習不足を自覚した謙虚な気持ちで心を整える。(串田孝義)
女子ゴルフの18日付世界ランキングが発表され、畑岡奈紗は6位、鈴木愛は30位で変わらなかった。比嘉真美子は一つ下げて45位。1位アリヤ・ジュタヌガーン(タイ)、2位朴城炫、3位柳簫然(ともに韓国)に
男子ゴルフの17日付最新世界ランキングが発表され、松山英樹は28位から26位に浮上した。小平智は58位、今平周吾は65位、池田勇太は98位。
1位ジャスティン・ローズ(英国)、2位ブルックス・ケプカ
【パシフィックパリセーズ(米カリフォルニア州)=共同】米男子ゴルフのジェネシス・オープンは17日、カリフォルニア州パシフィックパリセーズのリビエラCC(パー71)で第3ラウンドの残りと最終ラウンドが