2018年9月19日(水)

サプラ・エナジー、上流部門の権益売却へ

アジアBiz
2018/9/14 22:20
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 マレーシアの石油・ガス掘削大手サプラ・エナジーは12日、探鉱・生産を手がける上流部門の子会社サプラ・アップストリームの権益の50%を、オーストリアの石油大手OMVに売却する交渉をしており、アップストリーム社の上場手続きを停止したと発表した。

 証券取引所に提出した資料によれば、売却予定の権益は16億ドル(約1790億円)の企業価値がある。サプラ・エナジーとOMVは独占的交渉をすることで合意しているという。

 同社は「交渉の完了と最終的合意に至るまでの間、アップストリーム社の新規株式上場に関する手続きを停止する」と指摘した。

 サプラ・エナジーの株価は、同社が株式割当発行で40億リンギ(約1100億円)を調達する計画を発表して以来、過去最低水準まで下落しており、同社は財務改善のため様々な手段を検討している。

 アナリストは、権益の売却が成功すればエネルギー関連資産を現金化でき、新規株式公開よりも手早く資金を調達できるとみている。

 「投資家はサプラ・エナジーにとり株式割当発行が債務返済の最後の手段になるのではと懸念していたが、権益の売却がうまくいけばその可能性はなくなる」と、シンガポール証券大手UOBケイヒアンのコー・ホンメン氏は話した。

 サプラ・エナジーによれば、OMVとの合意には、自らがマレーシアのサラワク州沖に持つガス田と、ニュージーランド、メキシコ湾やオーストラリアに持つ鉱区での戦略的パートナーシップの締結も含まれる。

(クアラルンプール=ニッケイマーケッツ)

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