2018年11月20日(火)

教員の過労死ライン「ゼロ」目指す 千葉県教委が目標

南関東・静岡
2018/9/14 22:00
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千葉県教育委員会は県立高校と千葉市立を除いた小中学校・特別支援学校を対象に、在校時間が週60時間を超える教職員をゼロにすることを目標とした「学校における働き方改革推進プラン」をまとめた。県教委が教職員の勤務時間について数値目標を設けるのは初めて。今年度末までに教育現場で常態化する長時間勤務の改善を目指す。

県教委が6月に教員らを対象にした勤務実態調査によると、過労死ラインといわれる月80時間を超える時間外労働をしていた割合は小学校で13.2%、中学校で36.4%、高校で30.2%、特別支援学校で1.4%だった。全体の平均で21.4%が「過労死ライン」を上回る残業をしている「深刻な状況」(教職員課)が明らかになり、県教委は教員の働き方改革に向けた具体策の検討を進めてきた。

県教委は教員の1週間の在校時間が60時間を超えると、月80時間の時間外労働に相当するとしている。

在校時間を週60時間以下とする取り組みでは、1日当たりの在校時間を12時間以内とし、土日のいずれかは必ず休むと明記。校長は週1日の「定時退勤日」や夏休みなど長期休業中の「学校閉庁日」などを確保することで、時間外勤務の管理を適正に行うとした。

部活動では顧問を教員に割り振っている学校が大半で長時間勤務の温床になっている。このため平日の練習時間を2時間、休日を3時間程度とし、週2日以上の休養日を設けることを求めた。

千葉県教職員組合の堀口靖之書記長は「在校時間の上限規制は必要。ただ業務効率化が伴わなければ、抜本的な負担軽減にはつながらない。教員を補助する非常勤職員の増員も含めた取り組みが必要だ」としている。

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