2008年9月29日 米下院が法案否決、NY株が暴落
リーマン・ショックダイアリー(25) This Day In 2008

2018/9/29 6:00
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米下院は2008年9月29日、不良債権問題への公的資金投入を盛り込んだ金融安定化法案を否決した。これを受け、ニューヨーク市場では米ダウ工業株30種平均が前日比777ドルと史上最大の下げ幅を記録した。

2008年9月30日付夕刊

2008年9月30日付夕刊

法案は賛成205、反対228で否決された。ブッシュ(子)政権を支える与党・共和党から大量の造反が出たためで、金融市場は想定外の事態を受けてパニックに陥った。

金融機関が日々の資金繰りを頼るドルの銀行間取引市場からは資金の出し手がほぼ姿を消し、ドルの翌日物金利は一気に跳ね上がった。

米国の政治空転は、基軸通貨ドルを軸とする国際金融システムの機能不全が恐慌へと発展しかねない窮地に世界を追い込んだ。

白川方明日銀総裁

白川方明日銀総裁

白川方明日銀総裁=当時「米ドル資金市場の流動性はほぼ枯渇した」(2008年9月29日、協調ドル供給の会見で)

ブッシュ大統領=ロイター

ブッシュ大統領=ロイター

ブッシュ(子)大統領=同「失望した」(2008年9月29日)

ホイヤー氏=ロイター

ホイヤー氏=ロイター

ホイヤー民主党下院院内総務=同「痛恨だ。責任は我々の上にある」(2008年9月29日)

 シリーズ「リーマン・ショックダイアリー This Day In 2008」では、10年前の出来事と当時の日本経済新聞の報道、要人発言を基に、危機の進行を「リアルタイム」で再現する。
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