2019年6月18日(火)

2008年9月27日 米議会紛糾で市場の緊迫続く
リーマン・ショックダイアリー(23) This Day In 2008

2018/9/27 6:00
保存
共有
印刷
その他

米政府と議会は週末返上で、2008年9月27日の日曜日も金融安定化法案の協議を続けた。2008年9月15日にリーマン・ブラザーズが破綻して2週間。各国中央銀行は大量の資金供給を続けていたが、金融市場の緊張は高まるばかりだった。

2008年9月28日付朝刊

2008年9月28日付朝刊

最大の問題は基軸通貨であるドルの目詰まりだった。信用不安の高まりで市場ではドルの出し手が極端に減り、調達金利は危機前より大幅に上昇していた。3カ月物や6カ月物といった比較的長期の取引は減り、ドル不足の金融機関の資金繰りは自転車操業状態に陥った。

金融に限らず、国際取引の決済でドルは圧倒的な支配力を持つ。ドルの流動性低下や金利上昇が長期化すれば、貿易や設備投資といった企業活動にも悪影響が及ぶ懸念が強まっていた。

週明けの取引再開を控え、市場関係者の目は米議会の動向に集まっていた。

 シリーズ「リーマン・ショックダイアリー This Day In 2008」では、10年前の出来事と当時の日本経済新聞の報道、要人発言を基に、危機の進行を「リアルタイム」で再現する。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報