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アマゾンCEO、大統領を批判「メディア攻撃は間違い」

【ワシントン=平野麻理子】アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は13日「選挙で選ばれた公人がメディアやジャーナリストを攻撃するのは間違っている」と述べ、メディア批判を繰り返すトランプ米大統領を批判した。ベゾス氏が2013年に買収した米有力紙ワシントン・ポストはトランプ氏への厳しい論調で知られ、激しく対立している。

ワシントンで講演するアマゾンのジェフ・ベゾスCEO

ベゾス氏は13日にワシントンで開かれたパーティーで講演した。「大統領は(報道に対し)『これは正しくて良いことだ』『調査されてありがたい』と感じるべきだ。その方がよっぽど堂々と見える」と指摘。「メディアをならず者や国民の敵と呼ぶのは危険だ」と繰り返した。

一方、アマゾンに関しては「(トランプ氏の批判に対して)擁護する必要性を感じていない」と述べるにとどめた。社会的な影響力を増すアマゾンやIT企業への規制強化論に関しても「大きな組織は点検されるべきだ。普通のことで、むしろ健全な動きともいえる」と強調した。

ワシントン・ポストは、CNNテレビや米紙ニューヨーク・タイムズと並んでトランプ氏への厳しい批判で知られる。オーナーであるベゾス氏に対する憤りからか、トランプ氏はアマゾンの批判を展開。3月にはアマゾンが不当に安い料金で米郵政公社に商品を配達させていると非難していた。

欧州でも規制当局が巨大化するIT企業への規制強化を急いでいる。ただ、ベゾス氏は「どのような規制が導入されても、創意あふれるアマゾンの顧客へのサービスを邪魔することはできない」と強い自信を示した。

アマゾンの時価総額は今月初め、アップルに続き1兆ドル(約111兆円)の大台を突破した。ベゾス氏個人としても、今年マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏を抜き、米誌フォーブスがまとめる世界長者番付でトップに立った。13日の講演では「1番になる気はなかった。世界2位のお金持ちで十分だったから」などと冗談を飛ばすなど、終始余裕を見せつけた。

懸案となっている「第2本社」の設置都市が講演で明らかになるとの見方もあったが、ベゾス氏は「年末までに発表する」と述べるにとどめた。最終選考に残った20都市・地域の候補のうち、首都ワシントン周辺は最有力候補と目されている。

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