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ANA、アプリで時差ボケ調整 睡眠や食事の時間助言

時差ボケ調整アプリでは、渡航スケジュールに合わせて、食事や睡眠に関する助言をする

ANAホールディングス(HD)は14日、時差ボケの調整に役立つスマートフォン(スマホ)アプリを開発すると発表した。フライト情報や目的地での顧客の予定に応じて食事や睡眠の適切な時間を助言する。研究機関やスタートアップ企業と連携して長時間にわたる国際線での移動で生じるストレスや時差ボケの解消などに取り組む。

女子スキージャンプの高梨選手(写真中央)も「アドバイスをもらいたい」と語る。(14日、東京・港)

航空便に搭乗後も疲れを感じず顧客が到着地で活動できるよう支援する取り組み「乗ると元気になるヒコーキ」プロジェクトを始めた。新サービス創出を担当するデジタル・デザイン・ラボの津田佳明チーフディレクターは「顧客は目的があって飛行機に乗る。目的地の手前でぐったりしているのは航空会社としても申し訳ない」と開発の背景を説明した。

第1弾として、睡眠改善のスタートアップや研究機関と連携し、時差ボケ調整アプリを2019年4月から提供を始める。フライト情報や現地での予定をもとに、出発前から機内や渡航中、帰国後の過ごし方についてアドバイスする。現地時間に考慮し「強い光に注意しましょう」「少し早い時間ですが夕食を取りましょう」といった提案をする。

課金するかなど詳細は今後詰めるが、出張先で時差ボケに苦労しているビジネスパーソンなどに需要があるとみている。記者会見に出席した女子スキージャンプ選手の高梨沙羅さんは「欧州への遠征などでは気をつけていても時差ボケの調整が難しいときがある。新開発のアプリに頼ってアドバイスをもらいたい」と語った。

今後は機内での時間を使って健康状態を調べる「空の人間ドック」や機内でヨガや座禅などを通じて心身を整える「機内マインドフルネス」なども展開していく方針。格安航空会社(LCC)や海外大手との顧客獲得競争が激しくなるなか、他社にないサービスを前面に打ち出して差異化を図る。(志賀優一)

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