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大型ハリケーン米上陸へ 東海岸で洪水の恐れ

(更新)

【ニューヨーク=高橋里奈、ワシントン=芦塚智子】大型ハリケーン「フローレンス」が14日未明にも米東海岸に上陸する見通しだ。南部ノースカロライナ州やサウスカロライナ州で暴風雨によって大洪水が発生する恐れがあり、これまでに数百万人が避難した。トランプ大統領は被害が予想される州に非常事態を宣言し、ツイッターで「極めて危険」と繰り返し注意を呼び掛けている。

米ハリケーンセンターによると、米東部時間の13日夜時点でフローレンスはノースカロライナ州沖をゆっくりと西に向けて進んでいる。ハリケーンの規模は当初、5段階のうち2番目に強い「カテゴリー4」だったが、現在は「カテゴリー1」に弱まった。だが当局は依然として破壊力があり、洪水のリスクが高いとして警戒を強めている。

ノースカロライナ州のクーパー知事は13日「数万軒の建物が洪水の被害に遭う可能性がある」と警告。市民に「無関心でいてはだめだ。ゆっくりしていないでくれ」と避難を呼びかけた。同州では13日午後11時時点で15万6千軒以上が停電している。米CNNテレビによると、14日にかけて航空便1300便以上が欠航する見通し。車で避難したノースカロライナ州沿岸部在住の邦人女性(37)は「高齢の隣人らは避難せず家にとどまっている」と話す。

米政府は連邦緊急事態管理局(FEMA)の捜索・救助チームや厚生省の医療チームなどを現地に派遣。国防総省によると、米軍も州兵ら約7千人に加え、ヘリコプターや車両、艦船などが救助活動などに備えて待機しているという。

米国では2005年のハリケーン「カトリーナ」対応での失策がブッシュ(子)大統領の支持率急落につながるなど、災害対策が政権の評価に大きく影響しかねない。

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