ミマキエンジがFA分野参入 産業機器会社を傘下に

2018/9/14 0:00
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業務用インクジェットプリンター大手のミマキエンジニアリングは13日、産業機器製造のアルファーデザイン(長野県東御市)を完全子会社化すると発表した。アルファー社を傘下に収めることでファクトリーオートメーション(FA)分野に参入、衣料や看板向けプリンターの自動化を推進することで目標に掲げる売上高1000億円の達成を目指す。

ミマキエンジが子会社化したアルファーデザイン社の本社

約4億円分の自己株式(約39万株)を用い、簡易株式交換方式で子会社化する。株式交換に伴う新規の株式発行はない。27日のアルファー社の株主総会を経て、10月22日に株式交換を実行する。

アルファー社は自動車部品の組み立て設備やハードディスク用サスペンションの自動組み立て装置、基板への防湿剤の塗布装置などを主力とする。プリンターの駆動部品も製造しており、ミマキエンジの製品開発委託も受けてきた。18年6月期のグループ全体の売上高は46億円。

アルファー社子会社の砺波製作所(富山県砺波市)や中国の現地法人2社などもミマキエンジの連結対象となる。子会社化後の経営効率化策として、アルファー社の東京・福岡の営業拠点をミマキエンジ本体に統合することを検討する。

砺波製作所が得意としている大型金属の加工技術を導入することで、大型のプリンターの開発・製造を内製化する狙いもある。

ミマキエンジはプリンターとFA機器を組み合わせた製品開発を検討する。池田和明社長は「(あらゆるモノがネットにつながる)IoTが発展するなかで、プリンター単体ではなく搬送装置などと組み合わせて提供できるメリットは大きい」と説明した。

アルファー社の森沢修二郎社長は「ミマキエンジの全世界にある販売網を活用して自社製品を展開したい」と話し、中長期的に売上高を100億円に引き上げたいとした。子会社化後も森沢氏が社長を続け、88人の従業員も継続雇用する。

ミマキエンジの18年3月期の連結売上高は524億円。5~7年程度で売上高を1000億円にする目標を掲げている。

アルファー社は1989年創業。シチズンの基板実装事業やミヤチシステムズの基板検査装置事業などを継承してきた。

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