2018年11月16日(金)

日航、ハワイ路線で新サービス続々 全日空と競争激化

サービス・食品
北米
2018/9/13 12:08
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日本航空は13日、米ハワイ路線の新商品とサービスを発表した。顧客が好きなタイミングで食事できる機内食の新サービスを始めるほか、ハワイ情報を提供するアプリを展開。人気のハワイ路線を巡っては競合の全日本空輸が2019年春に超大型機の導入を予定するなど競争が激しくなる。

日航はハワイ路線の強化に向けて新サービスを相次ぎ打ち出す

青い海が多くの日本人観光客を引きつける(オアフ島のワイキキビーチ)

「多様化するニーズに合わせて旅行のシーンごとにサービスを提供していきたい」。大貫哲也常務執行役員はハワイ事業について期待を込めた。

10月から日本発のハワイ線でビジネスクラス向けに機内食新サービスを始める。一律のタイミングではなく、希望に合わせたタイミングで料理を提供する。それぞれの顧客によって機内で自由に時間が使えるようになるという。エコノミークラスでは9月から「ミシュランガイド東京2018」で2つ星を獲得したレストランのシェフ監修の機内食を提供している。

このほかハワイのイベント情報や観光スポットなどの記事を紹介するアプリ「ハワイコ」を展開。現地で利用できるクーポンやチップ計算機能、ハワイの天気予報なども提供する。ホノルルの空港には手荷物をスムーズに預けることができる自動手荷物チェックイン機を19年3月末に導入する。イメージキャラクターの長谷川潤さんも「旅の一つの楽しみである機内食が気になる」と語った。

ハワイ州観光局の統計によると、日本からの年間ハワイ訪問者数は17年に157万人。外国からの訪問では日本が最も多く、代表的なリゾート地として定着している。

もっともハワイ線を巡っては競争が激しくなることが必至だ。競合の全日空は19年春から欧州エアバスの超大型機A380をハワイ線に導入する。座席数は従来比2倍になるうえ、エコノミークラスの後部エリアには日本の航空会社としては初めてカウチシートを導入。隣接する3~4席でフットレストを上げると寝そべることができる。

機材はファーストクラスからエコノミークラスまでを備え、現地空港にはラウンジを設置。幅広い層の需要を取り込み、日航の牙城であるハワイ路線で巻き返しを図る。 日航も強化策を打ち出しており、3月末から米ハワイアン航空との共同運航を始めたばかりだ。ハワイアン航空はかつて全日空と提携していたが、日本の提携先を日航に切り替えた。マイル提携も10月から開始する見通しだ。自前でも17年から成田―コナ(ハワイ島)線を就航した。

公的資金により再建した経緯から政府による投資や新規路線展開に制限があったが、17年春に制限が解禁され提携戦略などで積極策を相次ぎ打ち出している。ハワイ路線でも競争が激化しそうだ。(志賀優一)

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