2018年11月16日(金)

プロ野球

広島、やっと連敗脱出 打線に豪快さ戻る

2018/9/12 23:45
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広島ベンチの暗いムードを菊池の一振りが一掃した。五回先頭打者としてDeNA・東のスライダーを強振。目の覚めるようなライナー性の打球で左翼越えに放り込んだ。「重苦しかった空気がキクの一発でね。流れがこっちにくるかな、という一打だった」(緒方監督)

七回、丸が右前に適時打を放つ=共同

6連敗という数字だけが重苦しさの原因ではなかった。相手は昨年クライマックスシリーズ(CS)で苦杯をなめたDeNA。

この日6番に入った細川は2軍で芳しい成績を残してはいなかったが、昨季のCSで活躍したことを根拠に、前日昇格した。その細川に前夜は先制打、この日も先制ソロを浴びていた。昨季の悪夢がよみがえってきそうな展開だった。

前半は中軸が機能しなかった。4番鈴木は速い球に差し込まれ、遅い球にも遅れ、と絞りきれない打席が続いた。そこで出たのが菊池の一打。広島打線は空振りを恐れず、スイングするのが持ち味。全員がそれを思い出したのか、七回豪快さが戻った。

1死三塁からの丸の勝ち越し打は軽打に徹したものだったが、鈴木の中越え三塁打、松山の一、二塁間安打は本来のスイングの強さから生まれた。

「今まではエラーとか、負けるべくして負けていただけ。しっかりした戦いをすれば勝ちにつながる」と緒方監督。

2位に大差をつけ、はたからみれば長いウイニングランの過程にあるようだが、戦いの渦中にある者は一つ勝つことの難しさが身にしみ、大きな山が立ちはだかったかようにみえたはず。仮想の山であれ、ひと山乗り越えたという安堵感は大きいだろう。(篠山正幸)

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