静岡県が12日発表した静岡空港の利用状況によると、8月の搭乗者数は前年同月比5.5%増の7万5202人だった。札幌線や福岡線が好調に推移し、国内線全体で開港以来の最高を記録。減便の影響で不調だった国際線を補った。
国内線は15.4%増の4万8499人。28カ月連続で前年実績を上回った。
全日本空輸の新千歳線が8月として最高となったほか、フジドリームエアラインズ(FDA)の丘珠線が臨時便(8~31日)の運航によって1日2便になったことで札幌地区全体でも過去最高を記録。FDAの福岡線も最も多かった。
国際線は8.6%減の2万6703人だった。7カ月ぶりの前年割れととなった。
エアソウルのソウル線や中華航空の台北線の減便が響いた。中国路線では2社が運航する杭州線が過去最高だった。国際線全体の搭乗率は89.5%だった。