2018年9月23日(日)

法王「来年訪日したい」 被爆地での祈りに期待

ヨーロッパ
2018/9/12 20:45
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 【ローマ=共同】ローマ法王フランシスコは12日、バチカンで宮崎市の一般社団法人「天正遣欧使節顕彰会」の関係者と面会し「来年、訪日したい。実現することを願いましょう」と述べた。バチカンが公表した。法王はこれまでも訪日の意向を示していたが時期に言及したのは初めて。実現すれば、1981年2月の故ヨハネ・パウロ2世以来の法王訪日となる。

 安倍晋三首相が2014年にバチカンで法王と会談し、来日を招請。日本政府などは法王に被爆地の広島・長崎で被爆者のために祈りをささげるとともに、東日本大震災の被災地でも被災者を激励してもらうよう期待している。

 広島県知事や広島市長、長崎市長らも法王の一般謁見に参列し、被爆地訪問を要請してきた。法王は今年1月、原爆投下後の長崎で撮影された「焼き場に立つ少年」の写真をカードに印刷し配布。6月には大阪大司教区の大司教だった前田万葉氏が日本人としては07年に死去した浜尾文郎氏以来、6人目の枢機卿に就任、訪日に向けた下地づくりではないかとの観測も上がっていた。

 前田枢機卿は6月にバチカンで行われた枢機卿叙任式の際に、法王に直接「日本に来てください」と訴えた。前田氏によると法王も前向きな姿勢だったという。

 関係者によると、12日に法王と面会したのは、天正遣欧使節顕彰会の上杉宗聖代表理事とイエズス会の日本管区長ら。法王は、日本に初めてキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルらが創設したイエズス会の出身。

 中村芳夫駐バチカン日本大使は「実現すれば素晴らしいことだ」とコメントした。

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