2018年11月18日(日)

アンワル元副首相、マレーシア下院補選出馬へ
マハティール氏からの首相職禅譲へ要件確保

東南アジア
2018/9/12 19:03
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【シンガポール=中野貴司】マレーシアのアンワル元副首相が近く連邦議会下院の補選に出馬することが12日、固まった。アンワル氏が事実上率いる人民正義党(PKR)の現職下院議員が12日に、選挙区をアンワル氏に譲る意向を表明した。マハティール首相は1~2年後にアンワル氏に首相職を禅譲する方針を示しており、首相就任の前提となる下院議員資格を早期に確保する狙いだ。

アンワル氏が出馬するのはマレーシア中部のヌグリスンビラン州ポート・ディクソン選挙区。同氏がかつて地盤としていた北部ペナン州に比べ関係は薄いものの、当選する可能性が高い点などを考慮して選挙区を選んだとみられる。補選の日程は未定だが、年内に実施される可能性が高い。

アンワル氏は8月末の日本経済新聞のインタビューで「10月か11月までには補選に出馬する」考えを明かしていた。マレーシアで首相になるには下院議員である必要がある。補選で勝利すればこの要件は満たせる。アンワル氏は年内にPKRの総裁にも正式に就く見通しで、首相職禅譲を見据え権力基盤固めを急ぐ。

ただ、マハティール氏は5月の首相復帰後、国民が望めば在任期間が長引く可能性を示唆したこともある。アンワル氏が下院議員になった後、かつて敵対したマハティール氏との関係が変わる可能性も否定できない。

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